外壁塗装に関する知っておきたい豆知識

外壁塗装は、新築から10年目、20年目と節目ごとに行うのが推奨されています。
見た目をきれいにすることはもちろん、直射日光や紫外線、雨風などにいつもさらされているため劣化しやすいことがその理由ですが、一般的なサイズの住宅の場合でも60~100万円とそれなりの費用がかかってしまいます。
そのため、塗料選びや業者選びなどを全く知らない状態で行ってしまうと失敗してしまう可能性も少なくありません。

高価な塗料ほど耐久年数が長い

業者に依頼する前に知っておきたい豆知識としては、まず塗料に関することがあります。
塗料にはさまざまな種類がありますが、基本的に高価な塗料ほど耐久年数が長くなっています。
これは塗料に含まれる合成樹脂に関連しており、この合成樹脂が塗料の耐久性と価格を左右しています。
中でも「フッ素系塗料」は塗料業界でも最高ランクの耐久性が特徴で、耐熱性・耐寒性が高く酸性雨や紫外線にも強いです。
それゆえ耐用年数も15~20年と長いことが魅力ですが、価格も高いため公共施設や大型建造物などの「ひんぱんに塗装ができない建物」に使われてきました。
しかし、最近では価格も右肩下がり傾向になってきたため一般住宅でも見かけるようになりました。
フッ素系塗料は、子ども世代まで長く家を使いたい場合や、リフォームの回数を抑えたい場合におすすめです。

シリコン塗料は価格と質のバランスが一番優れている樹脂

一般的な外壁塗装では「シリコン系塗料」を使用することが多いです。
シリコン塗料は価格と質のバランスが一番優れている樹脂で、撥水性が高く紫外線にも強いことが特徴です。
耐用年数は12~15年ほどで、需要が多いため艶消しタイプなど種類も豊富で、カラーもバリエーションが豊かです。
費用と質のバランス一番に考える場合におすすめですが、シリコンの含有量によって耐久性に違いがあるため、信頼できるメーカーかどうかを確認しておくことが必要です。
経済的に最も負担が少ない塗料が「ウレタン系塗料」です。
耐久性はフッ素系やシリコン系より劣るものの、柔らかく弾力性があるため複雑な形状の外壁でも対応できることが特徴です。
耐用年数は5~10年ほどですが、モルタルやコンクリート、木材など幅広い素材に使用可能で、自分でも塗ることができるのでDIY好きにはおすすめです。

まとめ

次に業者の選び方ですが、塗料に関する説明がしっかりしていること、作業工程をきちんと公開していること、塗装後の保証があることがポイントです。
下塗りをしないなどの手抜き業者も存在するので、ネットなどで評判を調べてみるのもおすすめです。

外壁塗装 大和市

最終更新日 2025年4月29日