住宅購入を考えるとき、まずはマンションにするか一戸建てにするかという選択肢があります。
全体的な割合としては、一戸建ての方が高い割合になっていますが、都心部では土地が不足していることからマンションの割合が高い傾向にありますし、地方では土地が安く、マンションがそれほど多くないという背景から、一戸建てを購入する世帯の割合が高くなっています。
マンションとの違いとしては、土地・建物の両方を100%占有できるため、増改築などが簡単にできること、土地は経年劣化がないため、建物が老朽化しても宅地として処分できることなどが挙げられます。
また、修繕が必要になった時には自分で全額負担しなければならないというリスクがありますが、毎月固定の修繕積立金や管理費などの支払いはありませんので、予算が立てやすいというメリットがあります。
一戸建ては大きく分けて、注文住宅と建売住宅に分かれます。
注文住宅はその名の通り、施主の注文通りに建築するオンリーワンの一戸建てになりますので、予算やアイデア次第で満足のいく住宅が完成します。
ただし、あまりこだわりすぎると既製品のドアや窓などが使えなくなりますので、坪単価はかなり高額になってしまいます。
一方で、設備なども自分が選んだものを入れることができますし、デザイン住宅や年代・家族構成にぴったりの住宅などを建てることができます。
年代別に見ると、注文住宅を選択するのは比較的若い30代から40代の世帯が最も多くなっています。
これは、長期的なローンを組むことで、注文住宅のローンも返済できるめどが立っていること、今後長い期間クラス住宅を購入する上で、満足度の高いものを選びたいということが大きな動機になっています。
一方で、ローコスト住宅のように高品質な材質を使って価格を安く抑えた住宅も注目されていたり、建売でも間取りをある程度変更できるようになっているなど、選択肢も広くなっています。
最終更新日 2025年4月29日